ベランダ水耕栽培(イチゴ)
本日はイチゴのベランダ水耕栽培について、毎月の定例作業を2つご紹介します。
[水の入れ替え]
水耕栽培の大きな利点として、土耕に比べ手がかからず、気軽に取り組めるということが挙げられます。
例えば今の時期ですと、受粉作業を週末に5分程度実施しているのみで、それ以外は完全に放ったらかしです。(寒いのでイチゴも水を飲まず、給水もほぼ不要)
私のような子育てリーマンにとって、時間を取られないことは何よりありがたいです。
↑受粉する2歳の娘。
ただし水は徐々に汚れていくため、水を月一回すべて入れ替える必要があります。
入れ替え頻度は下記本を参照しました。
- 作者: 中島水美
- 出版社/メーカー: 新星出版社
- 発売日: 2012/04/18
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入れ替え方法として、以前は塩ビパイプ末端の大口径キャップを外していたのですが、キャップ再取り付け時に水漏れが発生しやすく、またキャップ自体も固くて取り外すのが大変という問題がありました。
↑末端
今は方法を改善し、塩ビパイプ本体を傾けることで水抜きを実施しています。
取り外すのが小口径パイプであるため、再取り付け後の水漏れが発生しづらく、更に再取り付け自体も簡単になっております。
水入れ替えの正味作業時間は20分程度でしょうか。
↑入れ替え作業。反対側から水が出ています。
[農薬]
水耕栽培を始めてから知ったのですが、実は市販のハウスイチゴの農薬散布量は果物中で随一だそうです。
その理由は、ハウス内が高温多湿であり、病害虫が発生しやすいからだそうです。
農薬散布回数はワンシーズン50〜60回とのことで、2位のりんご(30回)を大きく引き離しているようですね。
我が家のイチゴは露地栽培であるため、ハウスよりは病害虫に強いはずです。
ですが、完全無農薬で水耕栽培にトライした昨年度は、イチゴが全てうどん粉にやられてしまい悔しい思いをしました…
そこで今年度は、少々の農薬であれば許容する方針に変更しました。
具体的には、安全性が高いと思われる種類の農薬を、ワンシーズン10回未満だけ使用します。
↑無農薬ならぬ低農薬イチゴ。
うどん粉病は耐性菌が発生するため、農薬をローテーションで変更することが効果的なようです。
今月度の農薬チョイスは[カリグリーン]、炭酸水素ナトリウムが主成分で、人体への安全性は非常に高いとのことです。
- 出版社/メーカー: 住友化学園芸
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この方針で上手くイチゴを育てて行きたいものです。
*豆知識ですが、完全無農薬のイチゴも市販されているそうですね。ワンパック1千円以上はするようで、一般品に比べ3倍近くでしょうか、高価ですね…
無農薬イチゴ育成の大変さと、それ故の付加価値の凄さがよく分かりますね